強迫性障害の克服には周囲の理解が必要
強迫性障害の克服には周囲の理解が必要です。強迫性障害に限らず一人の人間が孤立した状態にあるというのは克服の過程上、好ましいことではありません。社会的に孤立すると、オキシトシンという強迫性障害の人で欠乏しているホルモンがさらに低下するそうです。オキシトシンは人間の精神の安定性に関わっているといわれており、このオキシトシンレベルが社会的な孤立によってさらに拍車がかかったように低下するのだそうです。
これが強迫性障害の克服に周囲の理解が必要な理由の一つです。心の病気になった家族がいる場合、家族それから友人、恋人、婚約者などの周囲の人間はその病気について調べ、適切な対処をしないといけません。
ただ闇雲に、心が弱いから強迫性障害になっただとか、根性が足りないからだどといって責めるだけでは片手落ちであるどころか、むしろ有害です。当時の僕なんていうのも周囲の理解があってからこその、この強迫性障害を寛解できたのだと思っています。周囲の理解なしでは今頃、ひきこもりか二ートにでもなっていたかと素直な実感として感じています。