強迫性障害からの復活⤴

僕の強迫性障害からの復活の体験録などについて詳しく書きます。

強迫性障害の治療について

強迫性障害の治療について


強迫性障害の治療について書きますが、今現在行われている強迫性障害に対する治療はあまり効果的なものがありません。近年、認知行動療法(通称CBT)と呼ばれる暴露療法と認知療法を併せた治療法が強迫性障害に対して有効であると叫ばれ導入されるようになってきましたが、この認知行動療法ですら、実際はあまり効果的なものではないのです。これは森田療法の劣化版と呼ぶ感覚が正しいです。

(目次)



強迫性障害の治療において、たとえば以下のものはすべて効果的なものではありません。
認知行動療法
精神分析
・力動学的精神療法
・暴露療法
催眠療法

逆に効果的な治療法は
薬物療法
森田療法
・・・です。

強迫性障害の治療の本質


森田療法は旧来の神経症、旧称強迫神経症に対する森田正馬が生み出した治療法でした。さらに上に挙げた暴露療法とかぶりますが、暴露療法は継続的持続的に行わないとなかなか脱感作(だっかんさ)は起きえず、強迫観念のリセットが難しいのです。よって、暴露療法はあまりお勧めしませんが、森田療法は少しだけは患者の方に勧めることができます。

 


強迫性障害の治療を成功させるために


対して薬物療法は、強迫性障害の治療において当然ながら非常に有効です。
今現在の精神科医心療内科医などのメンタルヘルスに携わる人々の多くは強迫性障害の本質を理解していないことが少なくありません。よく、巷で「SSRI抗うつ薬)薬を飲んでもまったくOCDは良くならなかった」という意見を耳にすることがありますが、何故かというと強迫性障害は単純に脳内のセロトニン不足によって引き起こされているわけではないからです。

ここらへんをよく理解している精神医療従事者は稀でしょう。

話は変わりますが、強迫性障害になった人は専門家に助けを求める必要があります。なぜならば、この病気は慢性疾患であり、ほったらかしにしていても改善したり、自然消滅する類のものではないからです。ほったらかしにしていて、悪化するとまではいきませんが、治るというのは非常に稀なケースであることをよく理解しないといけません。
強迫性障害とは脳の病変だからです。

強迫性障害とは脳の病気です

 

また、心理療法や精神療法で強迫性障害は治療できるものでもないことをよく理解することも重要です。結局の話、強迫性障害に限らず、多くの精神障害は遺伝的な脳内の生化学的要因によって引き起こされているのでそこに着手し治療していかなければ治療は成功に結び付きません。

そして、患者の人々自身も医者任せにするのではなく、自分でこの病気の本質を理解できるように勉強しないといけません。
2chのような匿名掲示板に自分の強迫性障害はいかに苦しいか、辛いか、理解してほしいなどと書いても2chを見ているような人はろくな人がいない傾向が強いため、辛辣に一蹴されて終わりでしょう。みんながみんな自分の強迫性障害が一番苦しいと思い込んでいるから、他の辛い誰かを思いやる気持ちなどなくなってしまっているわけです。

自分を救うのは自分しかいないという他人への依存心を捨てた姿勢がこの障害を克服するうえでとても重要な心構えになります。

強迫性障害の治療を成功にリンクするためにも、まずは患者本人が自分でこの病気についてその原因、本質を理解する必要があるのです。

 

誤った知識に騙されないようにしよう!


しかしながら、巷では間違った知識の書籍が売られ、ネット上には嘘の情報が垂れ流されています。強迫性障害インナーチャイルド(潜在意識)を書き換えないと治らないですとか・・・そのような脳科学を完全に無視した概念論が横行しています。繰り返しますが、強迫性障害とは脳の病気なので、脳の病気として治療していかないとまず治るものではないわけです。

基本的に心の病気いわゆる精神疾患というものは、心理療法、セラピーの類では治りません。ここは特に重要なので頭に入れておいてください。

 

(まとめ)

強迫性障害とは脳の病気であります。ですから、脳の化学的要因の誤りを正していく治療法を行うことがきわめて重要になります。そのためには信頼できる強迫性障害の専門家に相談することがとても重要です。私、S・Nが信頼できる専門家を知っているのでご安心ください。沖仁宏先生です。

http://blog.livedoor.jp/ocdtreatmentrokyo/

私が治ったのは沖先生のおかげなのです。東京在住であれば指導を受けてみてはいかがでしょうか?また、先生は東京に限らず日本中、世界中に欠けて指導を行っているそうです。
強迫性障害治療においても伝説的、救世主的な人だと私は思っています。